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Monday, May 29, 2006

アドリアーノ

 今大会のブラジルは、間違いなく優勝候補大本命である。ロナウド、ロナウジーニョ、カカら世界トップレベルのタレントが攻撃陣にそろい、中盤からディフェンス陣の選手層も厚い。6度目のワールドカップ優勝を狙う“史上最強軍団”――そんなチームのエースストライカーが、アドリアーノである。
 189cm、91kgの体躯(たいく)を誇るストライカーは、強靭(きょうじん)な肉体が何よりの武器だ。当たり負けすることはほとんどなく、パワーあふれるドリブルでマーカーを寄せ付けない。かつスピードも超一流だから、相手守備陣にとっては何ともやっかいだ。シュートレンジも広く、ゴールまで30m程あっても射程範囲。視界にシュートコースが開けると、丸太のような左足で弾丸シュートを放ってくる。“フェノメノ(怪物)”。全盛期のロナウドに付けられた愛称は、今ではアドリアーノにこそふさわしい。
 2005年コンフェデレーションズカップ。ロナウドが欠場した大会で、アドリアーノは自らがセレソンのエースであることを示した。準決勝ドイツ戦の前半21分、ゴールまで約30mの距離。セレソンのエースストライカーはわずかなコースを見つけると、鋭い弾丸シュートを突き刺した。決勝のアルゼンチン戦でも、2得点を記録。大会通算5ゴールを奪いMVPを受賞、4大会ぶり2度目の優勝をもたらした。
 クラブレベルでも、華やかな活躍を披露し続けている。フィオレンティーナ、パルマ時代は自らのゴールのみを追求するエゴイスティックな姿が目立ったが、2003-2004シーズンからインテルに加入すると、周囲を使いこなすプレーが向上。“ネラッズーリ”加入後、ストライカーとして一皮むけた印象がある。
 現在24歳。日々レベルアップを遂げ、世界でも指折りの点取り屋になった。2006年6月、迎えるは初めてのワールドカップ。得点王候補におされるアドリアーノは、世界中で最も頼れるチームメイトとともに、最高峰の戦いに出陣する。バックアップは万全だ。ロナウドは「(2トップのコンビは)センターFWタイプのアドリアーノがいい」と語っており、攻撃的MFはロナウジーニョ&カカの最強コンビである。2005年コンフェデレーションズカップに続き、アドリアーノが得点王に輝く可能性は高い。それが実現した時、セレソンは6度目の世界王者に輝いているはずだ。

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