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Monday, May 29, 2006

ニコ・クラニツァール

 ニコ・クラニツァールについて語られるとき、必ずといっていいほど付いて回る言葉がある。「親子鷹」―――。クロアチア代表監督のズラトコ・クラニツァールはニコの父親である。 だからといって、つまらない憶測は無粋(ぶすい)だ。そもそも、ニコはU-16から各年代の代表に選ばれてきたエリート選手。たとえ父親が監督でなくても、遅かれ早かれ代表のピッチに立っていたはずである。 2004年8月、ニコは7月に代表監督に就任した父ともども、フル代表デビューを果たした。ドイツワールドカップの欧州予選開幕は9月。わずか1か月しか準備期間はなかったが、持ち前の攻撃センスでスタメンに定着すると、予選9試合で2得点を挙げる活躍で本大会出場に貢献した。
 甘いマスクと優雅なプレースタイルでスターへの階段を駆け上がり、国内では“ニコ・マニア”なる言葉も生まれた人気者だ。 ポジションはトップ下で、3-4-1-2の1を担当する。185cmの長身だが足元の技術に長けており、その才能と高いテクニックから、クロアチアの英雄ズヴォニミール・ボバンをだぶらせるサポーターは多い。 ニコはボバン同様、ディナモ・ザグレブでキャリアをスタートさせると16歳でトップチームにデビュー。18歳で主将を任され、中心選手として君臨した。しかし2005年1月にチーム首脳とひと悶着(もんちゃく)を起こし、ハジュク・スプリトに放出。今年1月には国外クラブへの移籍話が持ち上がったが、継続して試合に出るため、ハジュクに留まることを決めた。おそらく、ワールドカップで活躍し、誰もが知るビッグクラブへの移籍を視野に入れているに違いない。
 ニコにとって、21歳で迎えるドイツワールドカップは初のビッグチャレンジになる。 グループFにはロナウジーニョ、カカ、中村など攻撃的MFとして、世界的に評価されている選手がたくさんいる。ボバンの域に達するためには、彼らとの対決で自らの価値を証明しなくてはならない。 ワールドカップ開幕まであとわずか。ニコの新たな挑戦はすぐそこまで来ている。

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